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今こそ、新しい日本の仕組みづくりを考える時 〜不連続かつ急速な変化に対応できる、新しい社会システムの構築を〜

 

かなり久々のブログ投稿となりました。

 

現在、民間の公共政策アドバイザーとして仕事をしており、個人としての情報発信を控えていた面がありました。しかし、日本だけでなく世界中の社会・経済に大打撃を与えている新型コロナウイルスの深刻さを考えれば考えるほど、私が12年前に政治を志した当初から訴えてきた「日本は変わらなければならない」というメッセージを、改めて具体的に発信すべき時なのではないかという思いが湧き上がってきました。

 

本来なら、東京オリンピックを目前に控え、前向きな話題が多く出ていたであろう今の時期。しかし、チャイナから世界へ拡散したウイルスによって、世の中の景色が一変してしまいました。

 

私は以前から、「我が国にはいずれ、先送りし続けてきた様々な課題と正面切って向き合わざるを得ない『厳しい時代』が来る」と言ってきましたが、まさか新型ウイルスがそのトリガー(引き金)になろうとは想像しませんでした。

 

仮にCOVID-19のワクチンが順調に開発され、このウイルスは克服できたとしても、また新種ウイルスが感染拡大すれば、今回と同じように人類の活動全体に深刻なダメージを受けます。そしてその可能性はかなり高い。「with コロナ」「after コロナ」などという言われ方をされ始めていますが、日本だけでなく世界全体がこのような危機に強い、新しい社会・経済システムをつくっていかねばなりません。

加えて日本の場合、少子高齢化・人口減少・地方の衰退・財政の不均衡などの深刻な問題が待ってくれるわけでもなく、同時に取り組まねばならないのです。

 

詳しくは今後記していきたいと思いますが、日本の新しい仕組みづくりのためには、個別の制度論の前にいま一度「人間とは、日本人とは何か」を見つめ直す必要があると考えています。「人間とはどういう存在で、何を求め、何に幸せを感じるか」「日本人にとって大切なものは何か」そういった深い洞察と議論から、新しい人間観・日本人観を導き出し、それに基づいて制度をつくっていく。これからの政治には、こうした哲学的・本質的な取り組みが求められると感じています。

 

不定期にはなりますが、今後私なりに「新しい人間観・日本人観」を考察し、これからの日本の社会システムについての見解を発信していきたいと思います。